生きる(仮)

DIE FROM LOVE

「ヤクルト強いね」の日々

ちなヤクのみなさん 他球団ファンなどに「ヤクルト強いね」と言われていますか?こちらはこの2日間で(類義語含め)5回言われた
言われ慣れていないセンテンスなのでどう返していいものかいまだにわからない 正解ってなんなんだろう

①肯定する
これだけの成績ならもう「いやそうなんです……強いんですよ……」くらい言っていいと思う というかそう言うしかなくないか?
ただわたしの場合そのあとに絶対「こんなにいいことばっかり続いていいわけがない」とか「このあと16連敗しても驚きませんけどね」とかネガティブワードを連ねてしまうと思う
強くない球団のファンを続けていると自虐で心を守ることを覚えるぞい(限界プロ野球ファン博士bot)

②否定・謙遜する
実態がどうあろうと付きまとう問題だと思うが 褒めに対する「そんなことないですよ」は常に嫌味に反転しうる性質を帯びている
そしていまのヤクルトちゃんの強さで「そんなことないですよ」はもう 嫌味の域すら超えそう 完全に「なに言ってんだ」だよな

というわけでわたしは近ごろ「否定はしないが謙遜はする」のスタンスで「怖いです……」と答えている
会話を成立させろ

③苦笑する
正解❗



「怖い」はあながち嘘ではない というかその感情がいっとう強い
少し前まで人には「ヤクルトファンになって7年くらい経ちますけどいまがいちばん強いです😅」などと話していたが もうそういうスケールの話でもない
「50年以上続く球団の歴史のなかで」いまがいちばん強いよな ヤクルトちゃん
つい5年前にシーズン96敗をやったとかつい2年前まで2年連続最下位をやっていたとか そういう前提を抜きにしても 贔屓球団がそこまで強いと……怖い……

この話も何度もしているような気がするが わたしは強い球団を求めてプロ野球を見るようになったわけではない そうだとしたら2016年の時点でヤクルトファンをやめています
もちろん好きな球団が強いに越したことはない でも強さだけがプロ野球の醍醐味ではないと思っているから
いまのこの状況は「頼んでもいない高級フルコースが提供された」という感じに近い

前述の「こんなにいいことばっかり続いていいわけがない」はその感覚に裏付けされているという感がある こんなんあとで高額請求が来るやつじゃないですか
同じように怯えているちなヤクも多いことだろう み~んな2011年の話してるし リアルタイムで体験していない2011年のことにやたら詳しくなりつつあるよ俺
そういう前例もあるからこそ 来るかもわからない不幸の恐怖に打ち震えてしまうが
長いプロ野球の歴史において「特にこれといった我慢の時もなく最初から最後までちゃんと強かった」優勝チームも多かれ少なかれ存在したんだから 今年のヤクルトちゃんもきっとそうなるはずと
信じていたほうが間違いなく幸せなんだよな



きょうの0-10(4番が2本塁打6打点)(3番も3打点)(先発完封)とかいうアホアホ最終スコアを見て 間違いなく情報量の多い試合ではあったんだけど 不思議と雑念が払われて頭がスッキリした感覚になった
ヤクルトちゃんがこれから先も強さを継続させたとして その強さを真正面から受け止めてちゃんと幸せになることは難しいかもしれない ずっと見えない恐怖に怯えつづけてしまうかもしれない 逆に全部忘れてはしゃぎ散らかすときがくるかもしれない
どちらにせよ自分の感情も含めていまを楽しんでいたいなと思った

事実としてヤクルトちゃん強いんですよ 「50年以上続く球団の歴史のなかで」いまがいちばん強い 裏返すと今後の人生でここまで強いヤクルトちゃんを見るのはこれが最後かもしれないから
いまこの状況を楽しまず 漫然と過ごしてしまうと 後々絶対に悔いが残る……

2022年どういう結末が待っていたとしても あのときハイパーヤクルトちゃんを追えてほんとうに楽しかったなといつか心から言えるよう いまはなるべくヤクルトちゃんのことに集中していたいなと思う



山田さんの話でもするか なんか山田さんの不調がこんなに気にならないこと初めてだな
自分の調子がいいほうが本人的にも楽だろうなとは思うが もともとチームの勝利が第一の人だしね……



この危惧は常にある
これまでさんざんチームの話をしてきたが結局わたしは山田さんがいちばん大事なので こういうことが起きないよう山田さんがキャプテンを務めているあいだヤクルトちゃんには特にがんばってほしいと思っているし
いまのヤクルトちゃんは「推しがキャプテンを務めるならこういうチーム」の理想形だと思う オタクから感謝申し上げます

山田さんを好きになってからの7年間 つらそうなところ苦しそうなところを見ていた時間のほうが長い気がするので 楽しそうなところうれしそうなところを見ていた時間が1秒でも多く上回ってほしいな
この話も永遠にしているが 好きな球団は必ずしも強くなくていい でも好きな人間には必ず幸せになってほしいんですよ……