生きる(仮)

DIE FROM LOVE

(来年も)山田さんに会いに行く

先週はファン感へ行ってきました



せっかく午後の部のチケットが当たったので山田さんの卓球が見られることを楽しみにしていたんだけど(なんで?) 山田さんの出番少なかったしそもそも卓球のターンはなかったので残念だった(なんで卓球?)
最後「サインバットが欲しい選手」として女児にご指名を受けたときの「俺?」の身振りがかわいかった ほんとに「話を聞いていなかった人」のそれで
なんというか当たり前なんだけど そういった端々の部分にこれまで5年間見てきた山田さんの山田さんらしさがにじみまくっていて
でも配信で見ていた午前の部も含め そこにいるのはこれまで5年間見てきた山田さんとはちょっと違う人間だった 不思議な感じだ



改めましてFA権行使せず残留でございます よかったですね
山田さんを好きになったころ既に「いつかFA移籍しそう」という論調があった 自分がそこに乗っかるかは別として事実ずっとそう言われていたので いままでのそういった予測すべて一気に不正解の印がつけられたと考えるとすごい出来事だったなと思う
もうFA関連でトンチキメディア(ゲンダイなど)が机と対話して書いた記事をアップすることも知らねえ巨人ファンのアカウントから「巨人ユニの山田をお楽しみに」とかいう出会い頭リプライが飛んでくることもなく
しばらくのあいだは「終わり」を意識しなくてもいい 山田さんは東京ヤクルトスワローズにいてくれる
うれしさももちろんありつつ それ以上に「すごいな……」「不思議だな……」と思っている なにせ嫌でもずっと「終わり」が頭の片隅にあったんだよ 山田さんを好きでいる人間みんなそうだったと思う……

うれしい気持ちが大きいのは長年のちなヤクのほうだと思う 「ヤクルトに残ってくれてありがとう」という言葉が並ぶのを見て 同じ気持ちはそこまでない自分に気がついた
もちろん東京ヤクルトスワローズの山田さんのことが好きだから残留はありがたい 会いに行きやすさも考えるとなおさらそうだし でも山田さんの人生は山田さんのものだから ファンの気持ちで左右してしまっていいものかいまだにわかりかねるし
自分の感情で推しの人生を定めていいと思っていないぶん山田さんの判断にどこまでも従うつもりでいたから
この状況で山田さんにいちばん言いたいことは「残ってくれてありがとう」ではないんだよな じゃあなんなんだろうな……といまも考えている



「自分の感情で推しの人生を定めていいと思わない」病気は少し前からあって 山田さんがファンの応援などについて言及するたび わたしなんかの愛で……とちょっとした申し訳なさを感じたりしていたものの
契約更改後の会見でのコメントを読んだときはさすがにそんなことを言ってられなかった


契約更改について | 東京ヤクルトスワローズ

監督、コーチ、選手、そしてファンの方々にも残って欲しい、来年以降も同じユニホームを着て戦いたいという言葉をたくさんいただいた。勘違いかもしれないが、自分は愛されていると感じた。自分の居場所はこのチームだと感じて、残留を決意した。


「勘違いかもしれないが、自分は愛されていると感じた」??????????

なにを言っているんだ???????????????

「勘違いかもしれないが」のところこっちが勘違いかと思ったわなに?どういうこと?謙遜にしても度が過ぎない?
これまでさんざん……愛される要因を自分で作り上げてきて それに見合うくらいの愛を わたし自身も注いできたつもりでいたし わたし以外のちなヤクも同じくらい山田さんのことを愛していることを ひしと感じていたんだけど
それを「勘違いかもしれないが」と言う……???

こいつまじかと思うと同時に危機感を覚えた ほんとにほんとにわかりやすくバカバカしいほど大げさに伝えないと
この人間に、愛は伝わらん!!
わたしなんかの愛で……なんて言っていられないな山田さんが「勘違いかもしれない」と思いつつ愛を感じた上で東京ヤクルトスワローズを居場所に選んだのであれば その選択が最善だったと思ってもらえるよう死ぬ気で愛を伝えていかないと
それは山田さんが残留してくれたことに対する見返りというより なにより山田さんに幸せになってもらうためにそうするべきだと思っている 少なくともわたしは……
いやなんたって山田さんの幸せのことしか考えていないのよこっちは 山田さんが幸せになることがいちばん大事なんだから

結局「幸せになってほしい」もエゴでしかないんだけど なにを言ってもエゴになるなら究極のエゴを披露させていただくと 引退するときになんの枕詞もなく「自分は愛されていた」と断言してほしい
それを見届けてやっとわたしのオタク人生も報われる気がします



山田選手が来シーズンからキャプテンに就任! | 東京ヤクルトスワローズ


そしてこういうこともあったりする わたしも高津さんと同じ立場なら「冗談かな」となると思う
相変わらずやる気スイッチがどこにあるのかよくわからん人だけど 数年前ならたとえやる気があってもキャプテンに立候補するまではしなかったと思う
めちゃめちゃめちゃ夢親戚(夢親戚?)な発言をすると 大人になったな……と……選手としてももちろんだけど人間としてもどんどん立派になっている
好きな人間が精神的に成長していく過程をリアルタイムで見守れるの幸せなことだと思う こんな幸せを与えてくれる山田さんはほんとうにすごい人だ わたしが自慢の推しなどと言うのもおこがましいくらいに……

それでファン感を見たらさっそく「キャプテン」としての役目をまっとうしていて驚いたんですが
冒頭に書いたように相変わらずなところもあって……午前の部でさ~ムーチョに挨拶を無茶振りされたあと心底嫌そうな表情をしていたのも マイクの前について小さく「よし……」と言ったのも 話しはじめて2秒で噛んでへらへら笑っちゃったのも完璧にかわいくなかった?世界中どこのスポーツチーム探してもこんなにかわいいキャプテンいないよ……
360度どこからどう見てもパーフェクトなキャプテンになるまではまだ時間がかかりそうだ でもあの場で挨拶をしていた山田さんは紛うことなき東京ヤクルトスワローズのキャプテンだったし
わたしは5年間 山田さんを見てきて初めて 「東京ヤクルトスワローズ山田哲人」を見ているという実感を覚えた

山田さんを見るようになってからしばらくのあいだ「ヤクルトファン」を自称することに躊躇があった わたしは山田さんを好きなだけであって この球団全体が好きと言えるほどの気持ちはないのではないかと
最近はさすがにそんなためらいもなかったけど 山田さんが移籍したらヤクルトを見る理由はあるのだろうか いつかヤクルトファンをフェードアウトしてしまうのではないかとはぼんやり思っていた
そんな自分が山田さんがキャプテンになって初めて 山田さんをヤクルトの選手として認めて 山田さんがプロ野球選手人生を終えていくであろうこの球団を 安心して愛せることを確信した
これからわたしはヤクルトファンとして「東京ヤクルトスワローズ山田哲人」を好きでいるんだな 永遠なんて存在しないし「ずっと大好き」なんてオタクの一時的な綺麗事でしかないけど 少なくともこの愛が続く限りはずっとそうなんだな……



きょうもヤクルトのグッズ山田さんのグッズであふれかえる部屋でこの記事を書いているし コロナがもうまったくどうなるか想像つかんけど 来年も時が来れば神宮球場へ 山田さんに会いに行く
そんな時間が7年間と言わずできるだけ長く続けばいいですね

奇跡とか運命とかこすられすぎ薄っぺらすぎて言いたくもないけど 5年前の夏「なんかすごいプロ野球選手、うちの地元に縁があるらしい」で山田さんを知ることができて 東京ヤクルトスワローズという球団に目を向けるきっかけがあってくれて 心からよかったと思う
いまこの瞬間はいままでにないくらい平和で穏やかだけどまた苦しんだりしんどくなったりは絶対ある死ぬほどある でももうこんなに人間を好きになることも こんなに素敵な人間を好きでいられることも人生でそうはないだろうから
すごくすごく大事にしたい……どうしたら大事にできるかな~これもずっと言ってんな……