生きる(仮)

DIE FROM LOVE

ぼくのなにかひとつを信じてほしい/雑記


これは地元のユニクロで買ったベルばらTシャツ(390円+税)
買った……買わされた 正確には かえちゃん(パジャマを探していた)に乗せられたようなかたちで
かえちゃんは「いまのパジャマが上下柄物でキツい 地震が起きたときすぐに外へ出られない」という理由からパジャマを探していたのに胸元にデカデカと「ベルサイユのばら」ロゴが印刷されたTシャツをゲラゲラ笑いながら買っており結局のところ地震が起きたときすぐに外へ出られない
当初の目的より生命より笑いを優先する芸人根性すごい

わたしのこれは「普段づかいできそう」と思って選んだもの
実際職場にも着ていったりしているのだけれど(弊社はTシャツジーンズが許される環境です)



常に「ばっ……!?お前!ついてくんなって言っただろ!!」という可能性を秘めながら仕事をしています



先週は「職場の人間と野球観戦」イベントが2度も起こったスペシャルウィークだった 分散しろ
水曜日は初の東京ドームで清宮くんの逆転ホームランを目撃し「いいものを見た」と500回言った なお試合は

金曜日はおなじみ神宮球場 わたしが到着する前にだれかさんが第30号ホームランを放ちトリプルスリーへ1歩前進していたのでほんとうにめでたいなと思ったしキレ散らかしそうになった
あと諸事情からレフト観戦だったので郷に入れば郷に従え精神でよーこーはーまの空高くーホームランかっとばーせつーつーご~!!!!!するなどしました

その日は野球知識が皆無の同期ちゃんもいっしょだった

同期「ゴロってなに?」

…………ゴロって……なんだろうな………………(野球・クリケットで打者の打ったボールが地面をバウンドもしくは転がりながら進んでいくもの)(Wikipediaより引用)

わたしとて数年前まで野球に対して「投げて打つスポーツ」くらいのイメージしかなかったくせに いまとなってはそのころの記憶も薄く 同期ちゃんが野球のなにをわかっていないのかがわからない
バカにする気持ちはまったくなく同期ちゃんの質問はいちいち新鮮だったしお互い「えっ!?」「えっ!?」と言いながら問答を続けていた

ぼく「濱口くんここで交代か~」
同期「濱口さんどうしたの?終わり?」
巨人ファン先輩「帰ったんだよ定時だから」
同期「なるほど」
ぼく「ホワイト企業だなDeNA

いちばん驚いたのはブキャ様に打順が回ってきたとき同期ちゃんが言った「(打順)最初に戻ってきた?」
いやどう考えてもラストバッターでしょスコアボード見てよと思いわたしもスコアボードを見たところで""守備番号""の存在に気がつきアハ体験をした
なにも知らなければあれが打順だと思うのもおかしくない話だ
そもそも一塁手が3で二塁手が4 三塁手が5とかやってるあたり守備番号はややこしすぎる なんなんだ わたしはゲッツーマニアなのであれですけど……(5-4-3派です!)



それでまあ~試合は負けるわ推しはチャンスで2回凡退するわで今度こそキレ散らかしたので日曜日は自主的に行きました神宮球場に いやチケットはその前から取っていたが

試合前にうっかりグッズショップへ寄ったところうっかり新発売の応援傘を買ってしまい ひとり観戦なのに傘が2本という謎の装備で球場入りしたら
母親に連れてこられたらしいとなりの男子小学生が応援グッズをなにひとつとして持っていないということで 初回から傘を振れないことに拗ねている様子だった
よければこれ……とわたしが差し出した傘に「すげーラッキー!!」と目を輝かせる男子小学生
オジサンも同じことを思っているよ

そして男子小学生に友人認定されるオジサン

小学生「おれ野球初めて!」
ぼく「それはなにより」
小学生「早く夏休み終わってほしい~そしたらクラスで自慢する!」
ぼく「そっか~夏休みは終わらないに越したことないと思うけどね」
小学生「でもクラスには野球大好き人間がいて~加藤くんっていうんだけど~加藤くんはもう4回くらい行ってる」

加藤くん いいな 巨人の帽子をかぶって登校して 坂本とか菅野の下敷きを使って勉強してんだろうな なんで巨人ファン設定?

男子小学生は試合の長さに辟易としたようで(ごめんなヤクルトちゃんいつもこうなんだよ) 途中から完全に飽きていたが 傘を振る楽しみには目覚めたようでいつだって傘を振るタイミングを伺っていたし 「次はどっちが早く傘を開けるか競争!」と謎の勝負を仕掛けられたりもした
2アウトランナーなしから雄平さんが出塁したときは「傘準備したほうがいいと思う!ここ得点入るよ!」と言ってきたのでえっ入るかな……西浦さん特有の謎長打あるかな……と素直に準備したところ西浦さんは初球で凡退した
西浦 チャンスと子どもの夢をつぶすな

その次の回 先頭の廣岡くんが打席に立つやいなや「傘準備したほうがいいと思う!ここ得点入るよ!」とデジャヴを引き起こす男子小学生
まじか……きょうの廣岡くんまったく当たってないけどな……と思った瞬間に廣岡くんホームランバチコーン!!!!!!!でええ~!!!!!!!!!!!!
そしてええ~!!!!!!!!!!!!!!!となっているあいだに「どっちが早く傘を開けるか競争」で敗北を喫するオジサンであった 完

男子小学生の母親はとても申し訳なさそうな様子で 途中から傘を買って男子小学生に手渡していたが 男子小学生はその傘にわたしの傘を連結してうれしげに振り 母親はさらに申し訳なさそうな様子になっていた
こちらとしては行き場をなくした傘が使われてくれてよかったし楽しい友人が増えたのでなんら問題ないですが
あの男子小学生 また神宮に来てくれたらいいな 彼の自我がもう少ししっかり芽生えるころには村上くんが4番を打っていたり 高橋くんがエースになっていたりしてさ オタクの希望を織り交ぜるな

一方そのころ推しはトリプルスリーへ2歩前進の30盗塁が幻と化しうなだれていた


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いやわたしも無念だったけどきのうの君はそれを抜きにしてもかっこよかったから……ちょっとどうにかなりそうなくらいかっこよかったからいいんだよ……あと写真がよすぎるからもうなんだっていいよ なにその絵に描いたようなうなだれようは フォトジェニックにもほどがあるだろ今年の君は